ブロックエディターの特徴的なブロック「再利用可能ブロック」を活用しよう

再利用可能ブロックは、WordPressワードプレスのブロックエディターで利用できる便利な機能の1つです。この記事では、その理由を見ていきます。

どうして、再利用可能ブロックを活用すべきなのか?

ブロック(または複数のブロック)を「再利用ブロックに追加」できます。再利用可能ブロックとして保存されたブロックは、保存された場所や記事を離れて、別の場所や記事で、同じ構成・内容のブロックを再利用することが出来ます。再利用可能ブロックとして保存すると、「再利用可能」セクションのブロック挿入ツール(インサーター)に並びます。また、再利用可能ブロックに指定した名前で検索することができるようになります。

再利用可能ブロックで注目したい特徴:

  • シンプルに使える:利用する人の技術的なスキルに関係なく使うことが出来る明解なインターフェイス
  • どこでも使える:再利用可能ブロックをウェブサイトのいたるところで使えます。
  • コンテンツの同期:再利用可能ブロックのコンテンツは同期されます。同じ再利用可能ブロックをウェブサイトの色々な記事で使っていても、その内の再利用可能ブロック一つを編集すると、他の記事で使われている同じ再利用可能ブロックも、自動的に変更されます。
  • 同期の解除:ワンクリックで再利用可能ブロックの同期を簡単に切断できます。「通常のブロックへ変換」をクリックするだけです。通常ブロックに変換に変換したブロックのコンテンツは、同期から外れ、他の再利用可能ブロックを変更することなく単独で編集可能になります。

再利用可能ブロックは、どのように登録するの?

  1. 再利用可能ブロックを選択して、そのブロックの「詳細設定」(3つ縦に並ぶ点で表示されているボタン)をクリックします
  2. 「再利用ブロックに追加」をクリック
  3. その「再利用可能ブロック」に固有の名前を好きに付けます
  4. 保存ボタンをクリックします

これで、「再利用可能ブロック」に登録完了です。すごく簡単!

再利用可能ブロックを一覧でみたり、編集・削除とかしたい場合はどうするの?

  1. 記事編集画面の上にある編集メニューの右端にある「3つ縦に並ぶ点」をクリックして、次に「すべての再利用ブロックを管理」をクリックします。
  2. 投稿やページの場合と同じインターフェイスで、再利用可能ブロックが全て表示され、管理できるメニューが表示されます。

この再利用ブロック管理ページには、再利用可能ブロックを編集したり、削除できる機能のほかに、再利用可能ブロックのインポートおよびエクスポート機能もあります。つまり、一つのサイト上で再利用可能ブロックを作成し、その再利用可能ブロックを別のウェブサイトにインポートして、使うことができます。

また、記事に挿入された既存の再利用可能ブロックを開いても、再利用可能ブロックを編集できます。

再利用可能ブロックの実用的な利用例

著者プロフィール

ブログでよく見かける「著者プロフィール」ですが、「メディアと文章」とか、複数のブロックを組み合わせて作ることが簡単に出来ます。「著者プロフィール」として出来上がったブロックの集まりを「再利用可能ブロック」として登録して、使いまわすことが出来ます。

ほら、こんな感じで。

この記事を書いた著者

風間美央

カレーライスは、左にルーを置いて、混ぜ混ぜして食べる派のウェブデザイナーです。

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必要な時に「著者プロフィール」として登録した「再利用可能ブロック」を読み込んで、簡単に著者プロフィールを表示できます。

また、プロフィール内容に変更があった時には、「再利用可能ブロック」を1つ変更するだけで、サイト中に散らばって表示されている「著者プロフィール」を一気に変更、更新することが出来ます。これは便利‼

CTA コール・トゥ・アクション

お仕事のウェブサイトをWordPressワードプレスで運営されている場合、ただ、多くの人にウェブサイトを見てもらうだけではなく、お客様になってもらうことがゴールの筈ですよね。そのた目的達成のために、次の行動アクションを促すフレーズとボタンで、「CTA コール・トゥ・アクション」を用意するのが必須です。

ブロックを組み合わせて作った「CTA コール・トゥ・アクション」は「再利用可能ブロック」に登録して、簡単に読み込みすることが出来ます。また、「再利用可能ブロック」なので、ウェブサイト中に配置する「CTA コール・トゥ・アクション」の更新も簡単にできる!

カスタマイズしてようやく作成したHTML

iframeとか色々なHTMLタグを駆使して作成したコンテンツを定期的に、記事の中に追加することがありますか?例えば、アフィリエイト広告とか。
こういったカスタマイズして作成したHTMLコードも「再利用可能ブロック」に登録して、活用すると便利ですね。

投稿記事のテンプレート

タイトル、サブタイトルやリード文。ブログ記事を書く時に、いつも同じパターンで記事を書いてたりしませんか?

次からは、そのパターンをブロックの組合せとして、「再利用可能ブロック」に登録すると、コンテンツのテンプレートとして使用できます。新しい投稿に、その「記事テンプレート」を挿入した後に「通常のブロックへ変換」して同期を解除。あとは、いつものパターンに沿って、コンテンツを入力するだけで済みます。

こんな感じで、特に技術スキルがなくても、誰の助けも借りずに、自分で独自コンテンツテンプレートを作成することができます。

再利用可能ブロックのちょっとだけ技術的なお話

「再利用可能ブロック」は、実際には「カスタム投稿タイプ」に保存されています。

ほら、「すべての再利用ブロックを管理」をクリックして、再利用可能ブロックを一覧で見たページに、「post_type=wp_block」という文字列があったはず。
こんな感じで・・・  https://example.com/wp-admin/edit.php?post_type=wp_block

ということで、「再利用可能ブロック」はカスタム投稿タイプ「wp_block」に保存されています。

この記事を書いた人

WP Recipe