WordPressプラグインを正しくアンインストールする方法

WordPressをインストールすると、普通は、最初にプラグインをインストールすることになります。ウェブサイトやあなたのスキルが成長するにつれて、今使っているプラグインが最適ではなく、別のプラグインを使うほうが良いことに気づくことも出てくるでしょう。その時には、今使っているプラグインを無効化して、削除することが重要です。この記事では、WordPressのプラグインを正しくアンインストールする方法を紹介します。そして、それがなぜ重要なのかも解説していきます。

WordPressプラグインをアンインストールしないといけない理由とは?

WordPressプラグインは、何千もの数が用意されており、ウェブサイトに好きなWordPressプラグインを簡単にインストールすることができます。しかし、使わないWordPressプラグインはアンインストールしておくことも大切です。

WordPressプラグインは、自分のウェブサイトで動かすアプリのようなものです。これにより、ウェブサイトをダイナミックにコントロール出来るようになります。プラグイン作者の方は、プラグインを安全に保つために最善を尽くしていますが、それでも不具合が発生することは時々あります。

つまり、ウェブサイトで使用していないプラグインにも、潜在的なリスクがあることを意味します。

また、不要なファイルをウェブサイトに保存したままだと、WordPressのバックアップサイズも大きくなります。これにより、バックアップのダウンロードや復元に時間がかかることになります。

ですので、必要なWordPressプラグインをインストールすることは問題ありません。しかし、使用していないプラグインがある場合は、きちんとアンインストールする方が好ましいです。

WordPressプラグインの無効化とアンインストールは何が違う?

多くの人は、プラグインのページで、使わないプラグインを無効化するだけではないでしょうか。

プラグインを削除せずに無効化することは、デバッグやバグ修正をする際には、非常に便利です。しかし、別の方法を見つけて解決し、その無効化したプラグインを再び使用することは多くないでしょう。

無効化されたWordPressプラグインは、ウェブサイトで悪意のあるコードを実行するためにまだ使用できるため、ウェブサイトの脆弱性を増してしまう恐れがあります。

WordPress 公式ディレクトリで提供されているプラグインの更新通知は無効化されていても届きます。一方、有料プラグインだと、更新通知が届かないケースもあります。

ですので、一時的に無効化したい時にだけ、プラグインを無効化にすることがお勧めです。すぐにそれをプラグインを再び有効化するつもりがない場合、プラグインをアンインストールする方が賢明です。

しかし、プラグインを適切にアンインストールしないと、プラグインはしばしば不要なデータをデータベースに残してしまいます。

プラグインは削除しても、いつでも再びダウンロードして、インストールできます。

WordPressプラグインをアンインストールする方法

WordPressでは、管理画面からプラグインをアンインストールする方法が、とても簡単です。WordPressのダッシュボードにログインして、プラグインのページに移動しましょう。

ウェブサイトに現在インストールされているプラグインのリストが表示されます。現在有効化されているプラグインは青い背景色で強調表示されています。そして、そのプラグインを無効化するためリンクは、下に表示されています。

無効化されたプラグインは、その下に有効化、編集、削除のリンクが用意されています。アンインストールしたいプラグインの下にある削除リンクをクリックしてください。

すると、プラグインを削除するかどうかの確認を求められます。

間違いがなければ、「はい、これらのファイルを削除します」ボタンをクリックしてください。これで安全にウェブサーバーから不要なプラグインをWordPressは削除してくれました。

これで、WordPressサイトからプラグインをアンインストールすることに成功しました。

しかし、先ほどアンインストールしたプラグインが残したすべての痕跡を削除するために、いくつかやっておいた方が良い手順があります。なお、これらの手順は任意ですし、初心者にはあまりお勧めできません。

WordPressプラグインで追加され不要になったファイルを削除

ほとんどの場合、WordPressのプラグインは削除するだけで、完全にアンインストールされます。しかし、プラグインフォルダの外にファイルを保存するプラグインもあります。その場合、プラグインをアンインストールしても、それらのファイルは削除されずに残ってしまいます。

プラグインよって追加されたファイルは、FTPクライアントソフトを使って、確認・削除ができます。FTPクライアントソフトでウェブサーバーに接続し、 /wp-content/ フォルダに移動します。

WordPress のバックアッププラグイン、ギャラリープラグイン、スライダーの多くは、必要なファイルをwp-content フォルダに作成して保存します。ウェブサイトのバックアップを取っていない場合は、これらのファイルをバックアップ用に、自分のパソコンにダウンロードしておきましょう。

そうすれば、これらのファイルをサーバーから安心して削除しましょう。

WordPressで使われていないショートコードを削除

WordPressプラグインには、ショートコードを使って、投稿やページに何かを追加するものが多くあります。プラグインを無効化にしたり、アンインストールすると、これらのショートコードがウェブサイトに下記のような感じで表示されるようになり、非常に見苦しくなります。

[plugin_shortcode]

そんな場合、使っているテーマの functions.php ファイル、または、あなたのウェブサイト専用のWordPressプラグインを作って、次のコードを追加すると、ショートコードを簡単に無効化できます。

add_shortcode( 'plugin_shortcode', '__return_false' );

このコードでは、ショートコードを再び追加して、何も表示しないようにします。plugin_shortcodeは、削除したいプラグインが使用しているショートコードタグに置き換えることを忘れないでください。

また、アンインストールしたプラグインを再び使う場合は、このコードを削除する必要があります。

WordPressのデータベースを綺麗にする

WordPressのデータベースに独自のテーブルを作成する WordPress プラグインもあります。これらの独自テーブルに保存されたデータが多すぎると、WordPress のバックアップサイズも大きくなってしまいます。

これらのテーブルを phpMyadmin を使って削除できます。しかし、WordPress で使っているデータベースに変更を加える際には、非常に注意が必要です。何か変更を加える前に、データベースのバックアップをしっかりと取っておくことを強くお勧めします。

phpMyAdmin へのアクセス、ログイン方法は、サーバーホスティング会社により異なるので、各会社にお問い合わせください。

phpMyAdmin にログイン後、データベースをクリックして、削除したいテーブルを選択します。テーブルリストの下に、「選択された」というドロップダウンがあります。ドロップダウンをクリックして、「削除」を選択します。

そして、これらのテーブルを削除する旨の警告が表示されます。「はい」をクリックします。一度削除してしなうと、バックアップをしていない限り、これらのデータテーブルを復元できません。

phpMyAdmin はテーブルを削除し、テーブル内のすべてのデータが削除され、データベースの掃除は終了です。

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