パーマリンクは、ウェブサイトの各投稿記事やページに対して個別に付与されているURLのことです。また、恒久的に変わることがないリンクを示すパーマネントリンク(Permanent Link)の略です。このパーマリンクは、WordPressブログの重要なパラメータの一つであり、あなたが新しくウェブサイトを立ち上げた後、すぐに設定する必要があります。
この記事では、WordPressワードプレスのウェブサイトでパーマリンク設定が重要な理由と、その設定方法を解説していきます。
WordPressのパーマリンクが重要な理由
WordPressウェブサイト上の各々のコンテンツを一般の人やグーグルが識別するのは、パーマリンクを介しておこなわれます。
例えば…
- ブロガーがあなたのウェブサイトのコンテンツにリンクしたい場合、該当記事のパーマリンクへリンクします。
- ソーシャルメディアでコンテンツを共有したい場合は、パーマリンクを共有します。
- Googleがあなたのコンテンツの一部をインデックスする場合、パーマリンクで認識しています。
- あなたのコンテンツを友人に見せたい場合、例えばメールで知らせるなどして、パーマリンクを教えます。
WordPressのパーマリンクに関する問題
WordPress のパーマリンクで、主な問題点は、デフォルトのパーマリンク設定では全く最適化されていないことです。
WordPressをインストールした直後に、管理画面から「設定」→「パーマリンク設定」に行くと、こんな感じで設定されています。
デフォルトのパーマリンク構造: http://www.samplesite.com/?p=123
- 一番最後の”123 “はデータベース内の指定された投稿またはページのIDです。
では、なぜこれが悪いのでしょうか?
主な理由は、このようなパーマリンク構造では、人間に対しても、Googleに対しても、パーマリンクを最適化されていないないからです。(つまり、SEO的に良くありません)
つまり、こういうことです。
「WordPressワードプレスのパーマリンク設定を解説」というコンテンツを書いていますが、もし、パーマリンクが…
- http://www.samplesite.com/permalink-setting-in-wordpress であれば、この記事が何についてであるかは想像し易いです。これはGoogleに対しても、人間に対しても当てはまります。すべての人、アルゴリズム、ボットがその情報を読み取ることができます。
- http://www.samplesite.com/?p=27 であれば、誰も内容を想像できないでしょう。
WordPressでパーマリンクを設定する方法
さて、設定は、非常に簡単にできます。しかし、設定が必要な個所は二つあります。
- WordPressの新規サイトを立ち上げた直後にパーマリンク構造の設定が必要です。
- パーマリンクは投稿記事・ページごとに個別に設定が必要です。
1の設定では、今後にわたって利用するウェブサイトに適切な構造を決めることになります。また、2の設定では、すべての投稿記事やページのパーマリンクを調整できます。
では、その2つを説明していきましょう。
1. WordPressでパーマリンク構造を設定する方法
パーマリンク構造を簡単に設定
パーマリンク構造を設定するには、WordPressの管理画面から「設定」→「パーマリンク設定」に移動します。そこでは、「投稿名」のオプションを選択します。
さて、なぜこのオプションなのでしょうか?
簡単に言えば、乱数、日付、archivesのような任意の言葉ではない、必要最低限の異なる文字列でパーマリンクを構成できるからです。また、パーマリンクを構成する投稿名は100%コントロールできます。
なお、パーマリンクに日付を入れたくない主な理由は、日付が入っていると、ウェブサイト訪問者が古いコンテンツを読むことを妨げるためです。昔の日付の記事でも、まだ有効性が高いかもしれないし、時期を問わず常に有用なコンテンツであるかもしれないにもかかわらず、古い情報のように感じられてしまうからです。
新しいパーマリンク構造として「投稿名」を選択したら、設定ページの下部にある「変更を保存」ボタンをクリックしてください。
カスタムパーマリンクを追加する
パーマリンクを設定するもう一つの方法は、「カスタム構造」を利用することです。これを利用すると、 .html または .php の拡張子で終わるパーマリンクも設定できます。
もし、投稿URLに .html 拡張子をつけたウェブサイトを移行していて、すべてをほぼ同じにしたいとします。これは、またGoogleグーグルボットにクロールしやすい内容にするためでもあり、SEOに配慮した内容にもなるということです。
何はともあれ、その方法はこちらです。
上記と同じ手順を踏み、まず今回は、「カスタム構造」を使用します。
通常、カスタム構造では以下のようなコードが表示します。
/%postname%/
もし、表示されない場合は、カスタム構造ボックスに上記のコードを入力して保存ボタンを押してください。
次に、「Add Any Extensions to Pages」というWordPressプラグインをインストールします。
そして、「Settings」→「Add Any Extension to Pages」を開きます。追加したい .html などの拡張子を入力し、「Update Settings」をクリックします。
最後に、WordPressの管理画面で「設定」→「パーマリンク設定」へ戻り、何も設定を変更せずに「変更を保存」ボタンをクリックします。これにより、パーマリンクをリセットでき、新しい拡張機能を動作させるために必要なステップです。
2. 投稿・ページのパーマリンクを個別に設定する方法
ウェブサイト全体のパーマリンクの構造を設定したら、個々の投稿記事やページで調整することができます。
この設定は、個々の投稿やページの編集画面から行うことができます。コンテンツを編集しているとき、タイトルフィールドの真上に、パーマリンクのエリアが表示されます。
「編集」ボタンをクリックして、その記事のパーマリンクを調整できます。インプットフォームが表示されるので、好きな文字列を入力・設定できます。
しかし、通常は、その投稿のタイトルをそのまま使うか、またはタイトルを簡略化された文字列を使用するといいでしょう。例えば、この記事のタイトルは「WordPressワードプレスのパーマリンク設定を解説」です。そして、パーマリンクの部分は、「permalink-setting-in-wordpress」としています。
投稿やページをいったん公開したら、パーマリンクの構造を更新しないように気を付けましょう。その背後にある重要な理由は、パーマリンクは永続的なものであるということです。後からパーマリンクを変更すると、検索エンジンだけでなく、人間にとってもそのコンテンツを見つけるのが難しくなります。